ネットマネー 2017年8月号より一部を特別公開!

キャッシュバックなどのお得情報やネット上の最新サービスをいち早く紹介する「マネー得得ホットライン」。今月は楽天証券の新サービスを紹介

第19回 今月注目の新商品+新サービスにロックオン

100円で買える投信は投資初心者の勉強や中上級者に役立つ

楽天証券が投資信託の最低買い付け金額を従来の1000円から100円(買い付け設定単位100円以上1円単位)に引き下げた。なぜワンコインで買える仕組みを導入したのだろう。「それは楽天証券がターゲットとしているお客さま層が他者よりも比較的若く、資産形成層だからです。投資経験が浅いお客さまに投資を始めていただくためにはサービスをつくり替える必要があった。その一貫として少額投資を実現したのです」と投信・DC事業本部長の池田順一さんは説明する。

1000円の予算があれば10本の投信が買える。「いろいろな投信を気軽に試し経験することができます。当社としては投資教育の一助になることを期待しています」。分散投資の効果を実感する、気に入った投信を複数買って運用成績を競い合わせる、そんなふうに楽しみながら投資を経験できるわけだ。

そうやって身につけた経験は、「iDeCo(イデコ)」(「トクトーク②」参照)にも応用できる。
"100円投資"のメリットは初心者だけのものではない。たとえば配当金や分配金の端数部分まで無駄なく投資に回せるし、すでに投信のポートフォリオを保有している人なら、リバランス時により細かく調整することもできる。

しかも楽天証券の投信は今年夏をめどに「楽天スーパーポイント」(「トクトーク③」参照)で買えるようになる。"100円投資"との合わせ技で「資産形成層のお客さまが投資に興味を持っていただくきっかけになれば」と池田さんは期待する。

楽天証券ではこのサービスをひとつのステップとして、投資形成層に向けたさまざまな取り組みを計画している。次はどんなふうに驚かせてくれるのか、楽しみだ。

1 信用担保株式を移管入庫して最大10万円のキャッシュバック【むさし証券】

むさし証券の「トレジャーネット」は、「信用取引手数料キャッシュバックキャンペーン」を4月17日から9月29日まで実施している。

むさし証券のトレジャーネットで信用取引をするメリットは、まず、すべての投資家に制度信用買い方金利1・35%という低金利が適用されること。そして、手数料が81円からと低いこと。

そこで、他社から移管を考えている投資家がキャンペーンを利用して取引をすると、最大10万円の手数料相当額(税込み)のキャッシュバックが受けられる。条件は、

  1. キャンペーン期間中に他社からの移管入庫株式増加額が100万円以上
  2. キャンペーン期間中に新規建てし、返済または品受品渡をした建玉の信用取引売買手数料がキャッシュバックの対象となる。

2 ロボアドバイザーが投資家を診断し最適な運用を提案【住信SBIネット銀行】

住信SBIネット銀行がロボアドバイザー(自動資産運用)サービス」「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の提供を始めた。

ロボアドバイザーとは「投資一任サービス」とも呼ばれ、住信SBIネット銀行のロボは「世界の富裕層が利用する金融アルゴリズム」を使い「完全に中立な立場」から「国際分散投資」をすべて「自動」で行なう。つまりポートフォリオ構築も、リバランスも、"全自動"というわけ。ロボには相場が急変したときに投資家が陥りがちな焦りや不安による拙速な行動がないため、当初に決めた適切な資産配分の維持や積立投資を維持できるメリットもある。たとえば、昨年1月から12月まで、運用したシミュレーションでは、ブレグジットやトランプ大統領の就任といった波乱含みの展開だったにもかかわらず、100万円を投資したときのパフォーマンスは年初来1割以上値を崩さなかった。

最低投資金額は30万円から。まずはネット上で無料診断(最短1分・全6問)を受けて、ロボにリスク許容度を診断してもらい、最適なポートフォリオを提案してもらうことから始めよう。

トクト~クα 投信の購入時手数料が実質0円になる「『ZEROファンド』プログラム」始まる

岡三オンライン証券が投信の手数料相当額をキャッシュバック。NISA口座や積立買付も対象に

投資信託の手数料はすべて実質0円―。岡三オンライン証券は、投信購入時手数料(税抜)を全額キャッシュバックする「『ZEROファンド』プログラム」をスタートさせた。

投信の中には「ノーロード」と呼ばれる購入時手数料(販売手数料)がかからないものがある。その多くは株価指数との連動を目指すインデックスファンドだ。ノーロードファンドは通常、どこの証券会社で買っても購入時手数料はゼロ。一方、市場平均を上回るリターンを狙うアクティブファンドなどは購入時手数料がかかることが多い。

岡三オンライン証券の「『ZEROファンド』プログラム」は、他社では購入時手数料がかかる投信(ブル・ベア型投信とETF等の上場投信は対象外)でも、購入時手数料相当額(税抜き)を後日キャッシュバックされるため、実質0円でおトクに購入できる。表は購入時手数料が一律3.24%に設定された投信の申込金額別の手数料。100万円を申し込むと一律3.24%の場合は3万1382円になるが、岡三オンライン証券で購入すれば実質0円。NISA(少額投資非課税制度)口座や積立買付も実質0円の対象となる。 プログラムの登録は不要。注文が約定された時点では通常の購入時手数料がかかるが、約定日の翌月末までに、証券総合口座にキャッシュバック(消費税分は対象外)される。さらに、投信の保有残高が3000万円以上になると「プレミアゼロ」となり、信用取引手数料が無料になる。1000万円以上は「プラチナ」で、通常手数料の半額以下に。

今月ホットなマネーBOOK

『現金の呪い―紙幣をいつ廃止するか?』ケネス・S・ロゴフ/著日経BP社 3024円

ユーロ圏では、500ユーロ紙幣が廃止されるなど、高額紙幣による脱税・犯罪といった経済への悪影響を指摘する声が大きくなっている。 ビットコインに代表される暗号通貨が現金に代わるという見方も根強い。『国家は破綻する』を書いた著者が、紙幣のメリット・デメリットを鋭く分析し、レス・キャッシュ社会を提案する。これからのマクロ経済を理解するために必読の一冊。