ネットマネー 2017年8月号より一部を特別公開!

外部環境は相変わらず不透明である。しかし、企業業績は好調だ。NY市場は、脱トランプの動きが鮮明となるだろう。
日経平均株価は夏場に、2015年6月の高値2万868円を超えてくるとみている。

深掘り株1 アルプス電気(6770)

高値3600円を目指す展開に

前期は減収減益だったが、主力の電子部品が車載市場向けのセンサー、通信モジュール、スマホ向けカメラレンズアクチュエーターなどで伸びている。2018年3月期は、4・5%の増収、22・8%の営業増益を計画しており、EPS(1株当たり利益)は184円となる。

さらに、車載情報機器事業(アルパイン)、物流事業(アルプス物流)が堅調だ。中国ではスマホの高機能化のメリットを受けている。なお、為替の前提は1ドル=108円、1ユーロ=116円。現状の円高の影響は軽微だろう。

中期経営計画ではエネルギー、ヘルスケア、IoT(モノのインターネット)などの分野を育成し、スマホに次ぐ収益を目指す。

一方、株価は上昇波動を描いている。チャートを見ると3月の高値3600円を目指す展開になるだろう。

深掘り株2 アズジェント(4288)

情報セキュリティーのイチオシ本命株

情報セキュリティーの本命株である。日本政府とイスラエル政府は、サイバー防衛で連携し、共同演習を行なっている。同社はイスラエルのボティーロ、チェック・ポイント、ファイアグラス、イリューシブネットワークスなどの主要情報セキュリティー会社と提携し、日本市場にオンリーワンの商品を投入している。 その分野は公共系をはじめ、内部監視サービス、東京五輪関連、自動運転、IoTなど多方面に及ぶ。今後、この効果が顕在化してくるだろう。 実際、会社側は超強気の中期経営計画を公表している。2021年3月期の売上高は150億円(前2017年3月期は48・4億円)、経常利益は20億円(同3・3億円)の計画だ。前期実績比では売上高が3倍、経常利益が6倍になる。 ちなみに、前期のEPSは82円だ。これを単純に6倍にすると、実に492円になる。一気に、超高収益企業に変身だ。それだけ情報セキュリティー業界の事業環境が結実しつつあるということだろう。

COLUMN 今月のもうひと掘り

RIZAPグループはテレビCMではよく知られているが、上場しているのか知らない人もいるだろう。上場市場は札幌(アンビシャス)だ。M&A(企業の合併・買収)戦略を積極的に進めており(上場企業7社に98億円を投資、その含み益は500億円)、業容は急拡大中だ。