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※株価は2017年6月8日現在。チャートは日足。

ヤマシンフィルタ

東証1部・6240/100株 2191円

Q モノづくり企業を応援したいと思い、今年の初めに同社の株を購入しました。買値は1200円で、その後の株価は絶好調です。目先の売り場と懸念事項などがあれば教えてください。

A 建設機械用油圧フィルターで世界トップシェア。コマツや日立建機のほか、世界首位の米国キャタピラー、急成長の中国の三一重工などにも製品を供給しています。国内・海外がほぼ半々の売り上げです。

2014年の新規上場後、中国建機の減速などで建機需要が落ち込み、2016年までは業績的に厳しく、株価も低迷。2017年から中国の復活、トランプ大統領のインフラ投資拡大期待などで世界中で建機の稼働率が上がり、油圧フィルターの需要が拡大して業績が好調になりました。個人投資家向けIR(情報提供)にも積極的で、株価も急上昇しています。

足元は、特に業績的な懸念はなく、株価指標も予想PER(株価収益率)40倍台と割安感はない状況。長らく100日移動平均線に支えられた株価上昇が続いていましたが、この下値支持の水準を割り込んだら、いったん売却がよさそうです。

セレス

東証1部・3696/100株 1609円

Q ビットコイン相場が急騰中とのことで、関連銘柄も上がると思い、セレスの株を5月の初めに1400円台で買いました。今のところ株価は順調です。売値の目安を教えてください。

A 上値のメドとしては上方の窓(1776~1789円)を意識しましょう。この窓に到達すると、強い達成感が台頭し、上値が重くなりそうです。ただ、今は上昇トレンドにあるので、この窓を突破する可能性は十分にあります。チャートが弱気の形状に転換するまで、保有し続けるのがいいでしょう。

しかし、ビットコイン関連銘柄としての側面を考えると、今後は十分に注意する必要があります。そもそもビットコインという変動率の高い商品を扱っているということ。また、”民間発の通貨”であることから、既存の通貨発行権を持っている各国の中央銀行からにらまれる可能性があるということです。

現在は、事実上”放置”されていますが、どこかのタイミングで規制が強化されたり、統合されたり、乗っ取られたりするリスクがあります。それらを十分に理解したうえで、トレードすることをお勧めします。

力の源ホールディングス

東証マザーズ・3561/100株 2146円

Q 大好きなラーメン店の「一風堂」が上場したので上場翌日に同社に投資したのですが、さっそく含み損……。早めに損切したほうがいいですか? 今後の展開と併せて教えてください。

A 同社は上場後、人気化して3655円まで買われましたが、足元2200円を挟んでもみ合い中です。この水準でのもみ合いは、初値2230円(公開価格の3・7倍)を意識した格好ともいえます。株価動向だけを見ると手がけにくいのですが、5月12日発表の業績および出店計画に注目したいです。前期に計上した新規事業の先行投資コストがなくなることで、売上高も営業利益も前期比2ケタ増を見込んでいます。

また、今期は海外で前期比2倍以上の20店舗超の出店を予定しています。海外でのラーメン人気の高さを取り込むため、海外展開にも積極的な姿勢です。国内では人気の「一風堂」ブランドですが、高い成長性を求めるにはやはり海外でしょう。日本食への関心が高まっている点も追い風です。3000円より上は戻り待ちの売りが出やすいので、そのあたりをターゲットとしてはいかがでしょうか?

日特エンジニアリング

ジャスダック・6145/100株 3270円

Q 有利子負債ゼロに引かれ、同社の株を今年1月に購入しました。チャートはきれいな右肩上がりで、さらなる上値に期待しています。このまま長期保有しても問題ないでしょうか?

A 同社はコイル自動巻き線機で世界シェアトップ。インフラやデバイスの急速な進化に伴いコイル需要が高まっているので、自動巻き線機の引き合いは旺盛です。髪の毛並みの細い銅線をICカード内部に巻き込む事業が伸びており、自動巻き線機以外にも組み立て機や搬送機などの特注機を組み合わせた大口案件獲得が期待されます。需要に対して生産能力の限界が懸念されていたものの、福島事業所で特注機の増産体制を確保。7~9月期以降の生産能力拡大体制が整ったといえます。車載関連の設備投資では欧州メーカーの新規開拓に注力。自動車メーカーとの電気自動車駆動モーターの共同開発にも期待できそうです。

留意したいのは、開発案件はリピート案件に比べ生産コストが高くなる傾向があること。極端に開発案件が増えると、一時的に利益率や収益性が悪化する可能性も。業績拡大を背景にホールドに分があると思います。