ネットマネー 2017年8月号より一部を特別公開!

2016年1月からの米ドル/円を振り返ると、トランプ大統領誕生でドル安からドル高トレンドに転換。
直近ではドル高トレンドが再開しているが、その継続や転換の条件とは?

今月の先読み先生
カブドットコム証券 投資情報室 投資アナリスト
藤井明代さん AKIYO FUJII
株主優待からテクニカルまで幅広い分野の情報発信で人気。
ラジオやテレビなどレギュラー出演多数。著書『勝てる!「優待株」投資』(幻冬社)。

1ドル=115・50円、次に118・66円抜けがドル高トレンドの条件

為替レートのトレンドは、長い期間のチャートで見るほど、明確に捉えることができます。数十銭のサヤ抜きを行なう短期売買では、確かに長期トレンドは重要ではないかもしれません。しかし、短期売買とはいえ、トレンドの方向に沿って取引したほうが、投資タイミングに途裕がでてくる可能性が高まります。

そこで、米ドル/円の長期トレンドを確認すると、2016年1月からの半年間は、1ドル=120円台の高値から6~8月には100円台を割り込むなど、明確なドル安(円高)トレンドが進行しました。11月初旬までは100~105円のボックス圏で推移。昨年11月8日の米国大統領選挙後にボックス圏の上抜けに成功し、12月中旬には118円台に到達。約1カ月間で17円以上も上昇する強いドル高(円安)トレンドでした。

その後、2017年4月中旬の108円台まで約10円幅のなだらかなドル安トレンドに転換。現状は4月17日の1ドル=108・17円を底に、200日移動平均線にサポートされる形でドル高トレンドに転換したように見えます。

ドル高トレンドが継続するためには、2つの高値を抜けることが必要です。ひとつは2017年3月10日の高値115・50円。これを上回ってくれば、ドル高トレンド継続と判断できます。

さらに次のターゲットは2016年12月の高値118・66円です。逆にすぐ下の200日移動平均線を割り込んだ場合、ドル安トレンド再開と捉えることができるでしょう。

FX投資ではトレンド継続の目標となる過去の高値や安値、移動平均線の位置に注目し、トレンドに沿った売買を心がけることが大切です。