ネットマネー 2017年9月号より一部を特別公開!

大塚ホールディングス(東1・4578)●3〜5年ほど先の目標を示す中期経営計画は、ポジティブな目標が盛り込まれるため、発表されるだけで株高材料になることが多い。年内に中期経営計画の発表が予想される企業の中で、 同社は強気な内容が見込まれる。ほかに、ヤマハ発動機(東1・7272)や宮入バルブ製作所(東2・6495)にも注目。宮入バルブは2014年夏の計画発表翌日には株価がストップ高した実績がある。

株・勝ち馬に乗る

中立1 任天堂が渾こん身しんの新機種発売。大人気で株価水準もスイッチ!

新ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の快進撃が続いている。発表当初は価格設定の高さから〝失望〞を表明するアナリストさえいたが、フタを開けてみたらアナリスト予想はいい意味で裏切られ、任天堂は復活を果たした。

野村證券は6月の投資家向けレポートで、2022年3月期までの累計販売台数の予想を4310万台から7550万台へ大幅に上方修正し、市場関係者の話題になった。驚異的な売れ行きとなったわけだが、世界的な大ヒットであることを考えれば違和感はなさそうだ。ただ、1つだけ株価にもユーザーにも心配なことがあるとすればゲーム機本体の生産能力だろう。

任天堂はスイッチの発売当初、これほどの大ヒットを予想していなかったフシがある。売れ行き好調はいいのだが、高機能の画像処理チップなど最先端技術を凝縮させたスイッチだけに、右から左へとすぐに増産というわけにはいかない。〝うれしい悲鳴〞とは、今の任天堂にピッタリの表現だろう。

需要が高いわりに生産が追いつかないという事態となれば、逃した売り上げは来期以降に持ち越されることとな る。巨額の開発費用を回収し、スイッチの次を考える宿命にある任天堂にとって、商品不足は避けたい事態だろう。

強気2 関連部品に怒とうの追加発注。業績上ブレに期待大

上の記事でも触れたが、今期の生産計画を2倍以上に拡大した今でも品薄が続く「スイッチ」。ここまでの需要があると、スイッチ向けに部品を供給しているメーカーの業績にもインパクトが及ぶのは必至だ。もちろん公表はされていないが、追加受注が発生しているのは間違いない。ここではスイッチの部品関連銘柄について考えたい。

たとえば中小型液晶パネル大手のジャパンディスプレイは、スイッチのタッチスクリーンパネルを独占供給中と目される。当初の受注は300万台分で、同社の売り上げに占める割合は大きくない。だが、少なくとも1800万台まで増産するのだから、大量の追加受注があったはずだ。

ジャパンディスプレイ以外ではミネベアミツミ、シライ電子工業が部品関連のメリット株だ。さて、どこまで伸びるか? 前作の「WiiU」が大コケだっただけにまだ控えめな供給にとどめているのかもしれないが、任天堂も〝確信〞が持てれば大きくぶっ放しそうだ。

強気3 札幌からの上京前に隠れお宝銘柄を探せ

RIZAPグループは、札幌証券取引所の新興市場アンビシャスの単独上場銘柄だ。今や時価総額は2000億円以上もあり、〝北〞を代表する銘柄に成長している。

この銘柄を買いたい機関投資家は非常に多いはずだが、実は運用会社の規定で札幌など地方証券取引所の新興株は取引できないケースが多い。

RIZAPグループが東証1部に移行するだけで、そういったプロの大量の買いを集めるのは必至である。

強気4 株価にも結果を求める。RIZAP式M&A銘柄は?

RIZAPグループは、イデアインターナショナル、SDエンターテイメント、夢展望、パスポート、マルコ、ぱど、ジーンズメイト、堀田丸正を次々とM&A(企業の合併・買収)し、アパレルと美容・健康、エンターテインメントの分野をターゲットに拡大してきた。

快進撃はここで終わるとは思えない。「ここまでは比較的リアルビジネスの会社を買収してきましたが、そろそろIT系、テレビ通販、美容室などの会社に興味を持っているのではないかと噂されています」(事情通)という。

強気5 スマホでマンガが大人気。電子書籍銘柄が本格化

低迷する出版業界だが、電子書籍販売の先駆者・パピレスは、48時間100円から電子コミックを配信する「Renta!」の急成長で、昨年月以降、株価が3・6 倍高。〝二匹目のどじょう〞銘柄としては、ヤフーの子会社となり黒字転換した大本命のイーブックイニシアティブジャパン、電子書籍取次大手の出版デジタル機構を買収して急成長中のメディアドゥ、雑誌定期購読のオンライン書店を展開する富士山マガジンサービス。電子書籍市場全体が新たな安定成長期に入っただけに、株価倍増企業が生まれやすく、成長余地は満点だ。

強気6 ポテト、肉まん、カレー。老舗の味はやっぱり安心、ホントうまいよね〜

低金利時代にあり、債券の代替投資先として長期上昇中の食品株。北海道のジャガイモ不作によるポテトチップス生産中止騒動もあって、湖池屋が上場来高値に接近中。ふと見渡すと、肉まんの井村屋グループ、カレーの中村屋、洋菓子の不二家など、社名に「屋」や「家」が付く老舗食品株が軒並み急騰。ブルボン、カンロ、フジッコなどの〝老舗縛り〞でまとめ買いしてみる?

花まる(未上場)●外食産業は、はやり廃りが激しく、ちょっと前まで飛ぶ鳥を落とす勢いだった「塚田農場」が苦戦中。代わって絶好調となった鳥貴族だが、足元では2017年7月期の業績を下方修正した。そこで、主役候補と して、回転ずしの「根室花まる」を運営する花まるに注目。北海道と東京に出店し、連日大行列中。IPOとなれば、株価はスゴイことになるはず!