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自腹投資100万円で目指せ1億円!!!老後安泰大作戦!

今月はインドのデリーに行った清水。そこから新たな株を購入。徐々に資産は増えているが、今月はどうだったのだろうか。

老後不安に恐れおののく43歳清水友樹
1973年、神奈川県生まれ。
大学卒業後、広告代理店で営業を経て、1999年から出版社勤務。サラリーマンが向かないことから2002年より独立して会社設立、編集・ライター業に。現在に至る。

文●清水友樹 写真●村越将浩

ナイスタイミングで鳥貴族を売却

6月5日鳥貴族を100株売却

鳥貴族は6月9日に決算を発表したが、その内容が業績の下方修正だったことが嫌気され、直後に株価が急落した。

この連載で長らく保有してきた鳥貴族の株だが、実はこの決算発表の前に2808円で売却していた。この原稿を書いている6月22日現在、2400円台で推移しているから、われながら絶好のタイミングでの売却だったような気がする。

売却したのは、特に理由があったわけでない。「2800円を超えると下がりそうだし、そんなに欲張らずに利益を確定しよう」という直感で、買値のちょうど400円上の価格である2808円に指値を入れていたのが約定したのだった。これが結果オーライだった。

売却した後、いったん年初来高値となる2900円台をつけている。このときは「もう少し待てばよかった」と思ったが、 「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言は、本当にうまいことを言うなと実感した。

6月16日IPO銘柄のエコモットに申し込むも落選

IPO(新規株式公開)銘柄のエコモットのブックビルディングに参加し、購入申し込みをしたが落選。やはり、IPO銘柄はなかなか当たらない。松井証券で取り扱いがあれば、諦めずに地道に申し込んでいくつもりだ。

鳥貴族を売った理由のひとつには、IPOに当たったときのための現金を用意するという意味もあったが、とりあえずIPOに落選したので、何を買おうかと物色することにした。

それにしても、8月号で注目していたけど買い逃したと書いたリミックスポイントは、その後も勢いが止まらない。ズンズン上昇して数カ月前に200円台だった株価は、今や1600円台。株価だけ見たら何かの間違いではないかと思えるレベルだ。

8月号の時点で上がりすぎて買う気がしないといったが、順張り的な思考で考えれば、あれからかなり上昇していたことになる。うーん、株はつくづく難しい。

インドへ行ったが荷物が届かなかった…

ところで、今とても暑い。少し歩くだけで滝のような汗が出る。というのも、訳あってインドのデリーで原稿を書いているからだ。

雨が降って曇り空になるといくぶんマシだが、太陽が顔を出すと殺人的な暑さで、毛穴が開いて、とめどなく汗が出てくる。

オールドデリーにある、チャンドニー・チョークというエリアに行ったのだが、ここはインドの浅草なんていわれているらしい。が、そんな生やさしいところではない。渋谷のスクランブル交差点を見慣れているボクでも驚くほど人が多いうえに、汚く、なかなか刺激的な場所なのだ。ここには渋谷のようにきれいなビルなんてひとつもなく、日本人が来ても、どうしてこんなに人が多いのかよくわからないだろうと思う。

ちなみにインド人の友人が昨年、日本旅行に来て、ボクの家に数日泊まったのだが、そのとき、渋谷のスクランブル交差点に連れて行ったら、「わぁ、すごい人」と驚いて盛んに写真を撮っていたけど、日本人のボクには、よほどこっちのほうがスゴイと思う。

そんな、あまりにもカオスなチャンドニー・チョークは、それでもデリーの中ではインドっぽくて好きな場所だが、長時間はここに滞在したくない。なぜなら、たくさんの物乞い、鳴りやまないクラクション、そこらじゅうにあるむき出しになった男性の小便用トイレの臭い︙︙。日本にはない、これらが同時に襲ってくると、五感に入ってくる情報量が多いためか、どっと疲れてしまうから。

大渋滞しているインドの幹線道路には、自動車だけではなくて、荷物を運ぶ牛車や馬車も交じっていて、「本当は何車線なのでしょうか」と質問したくなるほど道路はグチャグチャ。この国はハチャメチャだけど、あまりにも日本と違いすぎて、本当にいつも笑ってしまう。それにしても、一緒に来るはずの荷物が行方不明になり、インド滞在中は慌てて買った着替えで毎日洗濯するという、かなりストレスフルな日々を過ごしている。デリーの空港に荷物が届いたという連絡が来たと思ったら、配送業者が滞在中に届けられないので空港に戻したという、日本ではありえない対応があったりして、「もうインドだからしょうがない」と諦めながら待っている(結局、後日、経由地のバンコクで受け取れた)。

6月19日JAL株を100株購入

そんな、インド滞在2日目に、少し時間があったので、何か株を買おうかなと思案していた。これまではANAホールディングスを買おうとしていたが、ライバルのJAL(日本航空)を見ていると、ANAが上昇しているのに対して、JALは下落傾向が続いている。 ボクはANA派でJALにほぼ乗ったことがないが、最近、ANA派の友人から、JALのほうがサービスがよかったという話を聞いた。ここ最近、JALを利用していないため、実感としてわからないのだけど、そんな話を複数の人から聞いて気になっていたのだ。

これまでは、JALは国に救われた会社だから嫌いなので応援しない、乗らないし、株も買わないと決めつけていた。しかし、株を買うか買わないかは、個人的な好き嫌いと関係なく決めたほうがいいと思うようになった。だいたい、ある銘柄を購入して、その銘柄に勝手に思い入れを持ったとしても、思い入れが強いからといって株価が上がるわけでもないし。そうであれば、銘柄選びに個人的な好き嫌いで影響を与えないようにしたほうがいいのではないか。そう思えるようになったのは、ちょっとした進歩のような気がする。

そこで100株ほど購入してみた。ほとんどノリで買ってしまったようなところもあるから、日本に帰ったらJALについて詳しく調べてみようと思う。

日経平均株価は2万円を超えたけど、今後についてはまったくわからない。これまで順調に資産が増えていることはラッキーだと思っているから、あまり油断せずに気を引き締めていきたいと思う。

これまでインドでおなかを壊したことがなく、今回も体は絶好調。自分の荷物は届いていなかったけど、元気です。

今月のまとめ

鳥貴族の売却で、あまり欲張らないほうが、結果的にいい結果になるのかもと思った

株はどの銘柄を買うかも難しいけど、買った銘柄をいつ売るのかを判断するのも難しい。今回はたまたまラッキーだったけど、鳥貴族をいいタイミングで売ることができた。たとえ、上昇基調の銘柄でも、何かの拍子で突然急落することもあるから、鳥貴族の取引の経験から、ある程度の利益が乗ったら欲張らずに利益を確定していくことも重要だと思った。今、保有している楽天も、ボクにとってはそこそこの利益が出ているから、あまり欲張らずに売却を考えたほうがいいのかもしれない。だけど、買ったのがFCバルセロナのメインスポンサーになったことで世界的に知名度がアップするのではないかという理由だから、新しいシーズンが始まる8月までは保有しようと思っている。しかし、その理由にどこまでこだわるべきか、悩ましい……。