ネットマネー 2017年10月号より一部を特別公開!

見どころは、いわゆる「刑事ドラマ」にはない温かさ。笑いが絶えないドラマの撮影現場が自慢です

シーズン・ワンに続いて7月から僕が再び主役を演じさせていただいている『警視庁ゼロ係』は、雰囲気がめちゃくちゃよくて、笑いが絶えないドラマの撮影現場が自慢です。

僕が演じる小早川冬彦は、究極のKY(空気が読めない)エリート刑事。僕自身はKYではないと思っているんですが、共演の松下(由樹)さんにも、安達(祐実)さんにも、(大杉)漣さんにもマイペースだって言われます。

KYの素地はあるのかもしれませんね(笑)。

見どころは、いわゆる「刑事ドラマ」にはない温かさだと思っています。

刑事ドラマって、凶悪犯罪とか、凄惨なシーンも出てきたりで、重いトーンになりがちでしょう。でも、この『警視庁ゼロ係』は、刑事ドラマの中でも別の水深にいるというか、明らかに位置するゾーンがちがう。各所からお払い箱になったダメ人間の集まりなんですけど、ヒューマニスティックで、自分が刑事であることすら忘れてしまうこともあるくらいです。

自然と出てくるアドリブの量もハンパじゃないし、僕らの熱だったり、チームワークのよさが画面から伝わるといいなと思います。

僕は、政治の世界とは距離を置きたいと思って芸能界に入りました(笑)。

この世界に入って、最初は生意気にも、事務所に「役者をやらせてほしい」とお願いしたんですよ。バラエティーは敬遠していたというか……。

でも、ありがたいことにリオデジャネイロオリンピックのレポーターをやらせていただいたり、生放送のワイドショー番組のMCをやらせていただいたりして、最近はこだわりがなくなりました。

役者は脚本家の方に書いて いただいたセリフを発しますが、逆にバラエティーって自分の言葉がすべてなんです。そのバランスが心地いい。でも、一番楽しいと感じるのは、やっぱりドラマや映画の現場ですね。

ニュースも見ますし、世の中の動きに関心がないわけではないです。最近気になったのは「南極の棚氷の一部が割れて氷の塊が分離した」というニュース。僕は、これは〝地球の逆襲〞じゃないかって思いました。人間が欲のおもむくままに自然を破壊してきたことに対する〝地球のしっぺ返し〞がくるんじゃないかと……。僕は地球が心配です。

お金については、わりと厳しく育てられました。お小遣いは部活の部費しかもらえなかったし、お年玉はずっと五百円玉だったし。アルバイトもしました。とび職のアルバイトをした時は、1日働いて6800円が封筒に入っていました。その時の感動は、今でも忘れられないですね。

今は、少しでも個人消費にお金を回そうと思っています。僕らがお金を使わないと景気はよくならないので(笑)。

PROFILE
小泉孝太郎(こいずみ・こうたろう)
●1978年生まれ、神奈川県出身。2001年にテレビCMで抜擢。2002年にテレビドラマ『初体験』でデビュー。以降、ドラマや映画だけでなく、自身が高校球児であった経験を生かして高校野球のメインキャスターを務めたり、バラエティー番組に出演したりするなど幅広く活躍中。