ネットマネー 2017年10月号より一部を特別公開!

サイバー攻撃は時に戦争並みの破壊力を持つ。サイバーセキュリティー抜きにネット社会は成り立たない。

今さら聞けない「さいばーせきゅりてぃ」って何ですか??

ITシステムを外部からの攻撃から守るのがサイバーセキュリティー。個人のパソコンへのウイルスの侵入を防いだり、交通信号機や発電所などのシステムで動く社会インフラの防備も含まれる。対応を間違えると、個人情報の流出にとどまらず、社会的な混乱にも進展しかねない。このため、日常生活にインターネットが浸透するにつれて、サイバーセキュリティーの重要性が増している。

企業や官公庁の場合、サイバー攻撃に対する備えは"義務"だろう。システム上の抜け穴を放置したままシステムダウンなどの事態を招けば、システム管理者として一定の責任を問われる。このため、ビジネスとして見れば、サイバーセキュリティー業界は確実に成長が見込める産業だ。

ウイルスに対抗する株はまだまだ伸びる!

日本企業は対策甘く、これから成長本格化

「サイバー攻撃は戦争と同じです。そう考えれば、サイバーセキュリティー関連株は防衛関連株と考えていいでしょう。米国やイスラエルでサイバーセキュリティー産業が発達しているのも、広い意味で軍事分野だからです」

eワラント証券の小野田さんは表情を引き締めて語る。日本株の中で小野田さんが注目するのはトレンドマイクロ。「ウイルスバスター」で有名だ。このほか、「官公庁からの受注を伸ばしているデジタルアーツや独自の研究開発を進めるFFRI。日本はサイバー攻撃対策が甘く、セキュリティー産業の成長余地は大きいでしょう」。

一方、eワラント証券は、米国とイスラエルのサイバーセキュリティー企業8銘柄の値動きを追う「サイバーセキュリティバスケット2」を販売し、日経平均株価を超える上昇率を達成している。