ネットマネー 2017年10月号より一部を特別公開!

持ち株のお悩みをズバッと解決!

買ったはいいけれど、どこで売ればいいのか、もう少し保有したほうがいいのかわからない…。
そんな疑問にプロがお答えします。
投資アドバイス付きの超親切連載です!



トランザクション

東証1部・7818/100株 1022円

Q 同社が電子たばこ市場に参入した3年前に、200円台で株を買いました。思惑が当たり、すでに株価は6倍高を達成しています。売り場が気になるので教えてください。

A 主力の販促雑貨、オリジナル雑貨の事業は順調な拡大が続いていますが、昨年来の株価大化けの背景にはVAPE(電子たばこ)事業の成長性への期待がありました。今後の株価の行方もVAPE事業にかかっています。そのカギを握るのがJTではないでしょうか。JTは加熱式たばこ「プルーム・テック」をこの6月に東京で発売、来春には全国展開の計画です。東京都が受動喫煙対策に乗り出すように、今や“紙巻きたばこ離れ”は大勢ともいえ、勢いは加速しそう。JTの戦略次第では、加熱式たばこや電子たばこに吹く追い風はさらに強まるでしょう。

同社は昨年11月の公募増資・売り出しで調達した資金の4割をこのVAPE事業に投じます。うまくいけば、大波に乗りそうです。PER(株価収益率)36倍、PBR(株価純資産倍率)8倍と極端な割高水準ではないので、先行きを楽しみに保有を続けてみてはいかがでしょうか。

KLAb

東証1部・3656/100株 2022円

Q 今年の1月にゲームが好きで買った同社の株価が驚くほど調子よく上昇しています。チャートではさらなる上値が期待できそうですが、このまま長期保有して大丈夫でしょうか?

A 株価の刺激材料は、まず6月にリリースされた『キャプテン翼~たたかえドリームチーム~』が順調なこと。注目点は今夏リリース予定の『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の動向です。人気の『うたプリ』の7周年だけに、業績への寄与がポイントとなります。

ゲーム会社はヒット商品の有無により、業績が大きく変わります。前2016年12月期が42%の営業減益だったこともあり、今期予想の営業利益は6億~29億円と幅をもたせています。今年2月からの株価急騰は目を見張るものがありました。7月の高値2364円をつけていったんは調整入りの様相ですが、これは短期的には戻り売りの局面でしょう。ゲーム好きで購入されたとのことなので、上記タイトルのヒットの可能性はよくご存じかもしれません。長期的な同社の業容拡大を確信されるのなら、持続も一法とは思います。

ウォッシュハウス

東証マザーズ・6537/100株 4050円

Q 将来性が見込める地方企業に投資したいと思い、同社の株を今年1月に2500円ほどで買いました。思った以上に利益が出ていますが、このままホールドで問題ないですか?

A 売却をお勧めします。基本的にはチャートが下り坂であり、調整局面が続く可能性が高いからです。PERなどの株価指標でも割高感が残っており、下落余地はまだあると考えます。適正な水準まで下落したときに、再エントリーしましょう。

同社は九州を地盤に、関西地方に出店範囲を拡大し、業績も急成長を遂げています。ただ、フランチャイズ企業からの安定的な管理費用は確保できる一方で、直営店は天候に左右される傾向にあります。足元の関西の降雨量は少なく、「コインランドリーで布団を洗う」というニーズが減少しているのではないでしょうか。猛暑が続けば、その傾向はいっそう強まるでしょう。チャート的には3000円台前半が底入れポイント。今後は政府の推し進める「働き方改革」によって高齢者や女性の労働者が増えることが予想されます。株価に割高感がなくなったら、そういった動きに期待できるでしょう。

第一商品

ジャスダック・8746/100株 247円

Q 金価格が急騰していた昨年10月に300円台で購入した同社の株を、塩漬けにしています。もういい加減に手放すべきでしょうか。また、今後の見通しについても教えてください。

A 金地金の売買実績は35年以上に及び、「金の第一」として知名度の高い企業です。金は安全資産のため、昨年の英国のEU(欧州連合)離脱問題、米国大統領選挙のような不透明感の強まるタイミングで資金が流入します。主力商品の金取引が活発化し、それを手がかりに同社株も上昇するのではないかと考えるのは理解できます。

ただ、金の価格と同社株は相関していません。今年に入って金価格は上昇していますが、同社株は大幅に下落しています。昨年も同様です。金価格の売買が増えても、工業用需要の多い白金(プラチナ)の売買が低下するケースも多いためです。前期まで4期連続の営業赤字で、前期は無配となりました。人件費や広告宣伝費を抑えていますが、苦しい状況が今期に改善するとは考えにくいことが下落基調の原因といえます。金の価格より、大胆な構造改革に踏み切るかどうかで判断してください。