ネットマネー 2017年11月号より一部を特別公開!

10月の優待銘柄は30銘柄程度と少ないため、すべての会社の優待内容をチェックして決めることができそう。 さらに会社の業績まで調べれば、長期保有に向く銘柄が見つかるはずです。 でも決算書を読むのは難しそうというのなら、とっておきの方法をお教えします。

優待を極めれば人生はバラ色!

連載第22回
10月は目先を変えてREITの分配金狙いも

単元株未満であっても目的の株主優待品がゲットできる銘柄とは?

10月権利確定の優待銘柄は約30銘柄と少ないです。

10月の優待銘柄の中で知名度の高い会社のひとつにエイチ・アイ・エス(東1・9603)があります。優待品は旅行商品に使える1枚1000円分の株主優待券2枚。利用には条件があって、1万2000円以上の旅行商品で1人1枚、2万4000円以上の旅行商品なら1人2枚使えます。枚数制限と有効期限があるため、貯めて一気に使うことはできません。このように優待券を狙う場合は、利用条件を確かめましょう。

おすすめの優待銘柄は下記にあるように、まず東建コーポレーション(東1・1766)。単元株数は100株ですが、株主優待は10株でもらえます。100株買う場合の投資金額は15万〜16万円台(9月8日現在)ですが、「単元未満株取引」を利用すれば10株だけ買うことができるのです。「単元未満株取引」を扱っている主なネット証券は、カブドットコム証券の「プチ株」、SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、それに松井証券と岡三オンライン証券です。

証券会社によっては、単元未満株の「買い増し」をして単元株にすることもできます。10株の場合は、プレー優待券2枚(東建多度カントリークラブ・名古屋、東建塩河カントリー倶楽部共通)、または3000円分の「ハートマークショップ」(通販サイト)優待割引券です。保有株式数が100株、1000株と増えるにつれて優待内容も充実していきます。

ロングライフホールディング(JQ・4355)の優待は、有料老人ホームやグループホームの入居一時金・入園金10万円割引優待券1枚なので、利用を検討している人には使える優待です。検討していなくても、子会社のロングライフダイニングが販売している「ロングライフカレー」の詰め合わせはおすすめです。200gのレトルトカレー4個セットの通販価格は2160円です。

ほかに、胡蝶蘭や切り花・生花の生産・販売を手がけるアートグリーン(名セ・3419)はミディ胡蝶蘭、日本ビューホテル(東1・6097)は直営ホテルなどで使える優待券、人材紹介の学情(東1・2301)は500円分のクオカードがもらえます。

長く保有するほど資金が増える!?REITも選択肢に

これまでは株主優待品という視点でお話ししてきましたが、株式投資の大きな目的は配当金というインカムゲインと、値上がり益というキャピタルゲインを得ることにあります。そこで、もし優待銘柄が少なくて欲しい優待品が見つからないとか、決算書を読むのが苦手というのなら、「配当をもらう」という視点で銘柄を探してみてはいかがでしょう。

株の配当でもいいのですが、注目したいのはREIT(不動産投資信託)の分配金です。10月・4月決算のREITは10銘柄あり、最も分配金利回りが高いのは、中小規模のオフィスビル、商業施設、住宅を投資対象とするトーセイ・リート投資法人(東1・3451)で6%を超えています(9月8日現在)。REITの中には、あの旅館再生で知られる星野リゾート・リート投資法人(東1・3287)や積水ハウス・リート投資法人(東1・3309)もあります。両銘柄の分配金利回りは4%超(同)なので、長く保有すればするほど資金が増えるはず。それを使って、また新しい優待銘柄を買うという好循環になるといいですね。