ネットマネー 2017年11月号より一部を特別公開!

全体相場は高値圏で探り合いの状態になると考えている。円高が進行、トランプ政権の迷走など外部環境は不透明だ。 しかし、個別物色の機運はきわめて旺盛である。ここは上がる銘柄につくのが有効だろう。

深掘り株①

日特E(6145)

コイル用自動巻き線機の大手。電気自動車の普及が追い風に

日特エンジニアリングはコイル用自動巻き線機の大手だ。家電、スマホ、EV(電気自動車)向けにコイルの需要が急増し、そのメリットを受けている。

もともとは電動パワーステアリング、ABS(スリップ防止装置)用モーター設備ライン向けの巻き線機を手がけていたが、今後はEV向けの巻き線機を拡充する。すでに、福島工場に増設ラインを建設中で、量産体制を整える。この分野の売上高は今3月期が10億円、2019年3月期が40億円、2020年3月期が100億円と増加の見通しという。

一方、業績は好調に推移している。EPS(1株当たり利益)は今期が146円(前々期87円、前期123円)、来期が183円と予想されている。

株価は右肩上がりの力強い上昇波動を描いている。中期的には4300円がらみの水準を目標にしたい。

深掘り株②

ダブル・スコープ(6619)

リチウムイオン電池向けのセパレーターに期待

リチウムイオン電池用セパレータ(絶縁材)の専業メーカーだ。世界の主要10社と取引しており、この分野のリーディングカンパニーと評されている。

EVの販売台数は、2016年は75万台にすぎなかったが、2020年には2000万台、2025年には7000万台と大幅に増えるとの試算もある。欧米各国および中国の環境規制に加え、自動車メーカーの対応が普及に拍車をかけるだろう。

当然、リチウムイオン電池の需要も高まる。ダブル・スコープの売上高と営業利益は今2017年12月期が100億円・10億円だが、来期以降は急浮上するだろう。 

すなわち、来期は180億円・36億円、2019年12月期は280億円・56億円、2020年12月期は400億円・100億円の見込みだ。この成長力は高く評価できる。 

株価はジリ高だが、2020年12月期のEPS240〜250円を考えると、中期的に300円台乗せも狙えるだろう。