キャッシングやカードローンなどで複数の会社から借り入れがある場合、毎月返済日が複数あるなど、返済の管理が大変になります。返済のための資金繰りが苦しくなり、借入先を増やすなど、悪循環に陥る可能性もあるでしょう。そんなときに利用したいのが借り換えローンです。この記事では借り換えローンについて解説しつつ、福岡銀行カードローンの借り換えローンについて紹介します。

借り換えローンの仕組みは?

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(画像=PIXTA)

まずは借り換えローンの基本を押さえましょう。借り換えローンとは、複数の金融機関から借り入れているローン残高を1社にまとめて返済するシステムです。複数の借入先への返済に困っている人にとっては非常にありがたいシステムと言えます。

・複数の借入先を1社にまとめて返済する

複数の金融機関から借り入れを行っていると、毎月複数の返済日があり、それぞれ元本の一部と利息を支払うことになります。借入先が多くなるほど毎月の返済金額は跳ね上がり、どんどん生活が厳しくなってしまいます。

一例を挙げてみましょう。借り入れ金利年18.0%で30万円を借り、毎月の返済額が、元本のうち1万円分と利息だとします。この場合、30日間で発生する利息は約4438円です。

元本のうち1万円を返済する場合、その月の返済金額は約1万5000円になります。同じ条件の借り入れが2社なら、毎月の返済額は3万円、3社であれば4万5000円です。

3社からの借り入れを、仮に福岡銀行1社から90万円借りているとすれば、1ヵ月の利息は約8877円(金利12.0%)。元本のうち1万円を返済するとしても、毎月の支払は約1万9000円です。元本のうち3万円を返済しても支払金額は3万9000円で、3社から借り入れるよりも返済は楽になります。

・借り換えローンにも審査は必要

借り換えローンは多くの金融機関が行っていますが、もちろん審査を受ける必要があります。審査内容に関しては各金融機関の定めるところになります。

また、借り換えローンは総量規制の対象外です。総量規制とは、借入金の総額を、年収の3分の1以内に抑えるという法律です。しかし借り換えローンは、総量規制の対象外の商品となるため、年収の3分の1以上になっても、審査に落ちることはありません。

借り換えローンの基本を押さえたうえで、借り換えローンのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

借り換えローンのメリット

借り換えローンは、複数他社からの借り入れが多く、困っている人にとっては大きなメリットがあります。

・金利を抑えることができる

まずは金利を抑えられるメリットがあります。カードローンをはじめとするローン商品は、基本的に借入金が増えるほど金利が下がります。複数の金融機関からの借入金をひとまとめにすることで、金利を抑えることができ、返済が非常に楽になります。

・返済管理が楽になる

複数の金融機関から借り入れをしていると、毎月複数の返済日があり、それぞれ返済金額が決められるので、管理が大変です。

返済日を1社にまとめることができるのは、手間を省くうえで大きなメリットとなります。

・毎月の返済額が安くなる場合も

上述のとおり、毎月の返済金額が安くなります。金利が安くなるのはもちろん、返済が1社になることで元本に充てる金額も増えるため、返済金額が基本的に安くなります。

借り換えローンのデメリット

金利も毎月の支払金額も下げることができる借り換えローンは、メリットだらけのシステムにも見えますが、もちろんデメリットもあります。

・返済のみで借り入れができない

借り換えローンは「返済するため」のローンになります。つまりいくら返済をしても、新たに借り入れをすることはできません。フリーローンやカードローンは、返済をすれば融資上限金額の範囲内で、何度でも借り入れができます。

借り換えローンは、このように借り入れを繰り返すことができないので、その点を理解したうえで申し込みましょう。

・支払総額が高くなるケースも

新たな借り入れができないとなると、毎月の返済金額はできるだけ下げたいものです。しかし毎月の支払金額を抑えるということは、返済回数が増える、つまり返済期間の長期化を意味します。

返済期間が長期化すると、それだけ元本にかかる利息が増えるため、最終的な支払総額が高くなる可能性があります。実例を挙げて検証してみましょう。1社から30万円ずつ、3社から金利年18%で借りている場合と、90万円を借り換えローンで1社から金利年10%で借りている場合を比較します。

毎月の支払金額別の支払総額と支払回数は以下のとおりです。

   3社から

 合計90万円借り入れ
 1社から

 90万円借り入れ
 1社から

 90万円借り入れ
 金利(年率)  18.0%  10.0%  10.0%
 毎月の支払金額  4万5000円  3万円  2万円
 支払回数  24回  35回  57回
 総支払額  約107万5000円  約103万8000円  約112万9000円

3社で借り入れをしている場合、1社当たり毎月1万5000円を返済する設定で計算しています。この場合、借り換えローンを利用すると、毎月3万円の返済で支払総額が安くなりますが、毎月2万円の返済では支払総額が高くなってしまいます。

毎月無理のない返済金額を意識するのと同時に、支払総額も意識して返済計画を立てるようにしましょう。

・返済できなかった場合のリスクが大きい

借り換えローンは複数社からの借り入れをひとまとめにし、金利を下げて、返済のみを行うローンです。

ただし借り換えローンでは新規の借り入れができません。福岡銀行カードローンで借り換えローンを利用している場合、他の金融機関で新規借り入れをするのも難しくなります。

つまり返済が難しくなっても、借り入れてしのぐというのが難しくなるので、返済が難しくなった場合のリスクは非常に大きくなります。このことを理解したうえで、借り換えローンを申し込む際は、余裕のある返済計画を立てましょう。

福岡銀行の借り換えローンとは?

福岡銀行の借り換えローンに関する情報をまとめておきましょう。福岡銀行の借り換えローンは、「ふくぎんナイスカバー分割返済タイプ」という商品です。

・ふくぎんナイスカバー「分割返済タイプ」の概要





 利用限度額  10~500万円
 利用期間  6ヵ月~15年
 担保・保証人  不要
 繰り上げ返済手数料  5500円
 貸し付け条件①  20~69歳で安定した収入がある人

 (パート・アルバイト可)
 貸し付け条件②  福岡銀行の指定する保証会社の

  保証が受けられる人
 融資条件③  福岡銀行に普通預金口座を持っている人

<金利に関して>

   金利
 Webからの申し込み  5.9%・9.9%・12.9%のいずれか
 Web以外からの申し込み  7.0%・11.0%・14.0%のいずれか

福岡銀行のナイスカバーは使途を問わないフリーローンです。申し込みは担保や保証人不要で、パートやアルバイト、年金でも毎月安定した収入があれば申し込みができます。

福岡銀行カードローンは、福岡銀行に口座がなくても申し込めますが、ナイスカバーは普通預金口座を持っていることが申し込み条件になります。もちろん申し込みと同時に口座を開設することもできます。

・団体信用生命保険の付帯可能

福岡銀行の借り換えローンでは、団体信用生命保険への加入も可能です。団体信用生命保険は、加入者が万が一亡くなってしまった場合、残債を遺族が支払う必要がなくなる保険です。

団体信用生命保険に加入した場合、契約金利に0.3%が上乗せされます。

まとめ

複数の金融機関から借り入れをしていて、毎月の返済が厳しいという人は、福岡銀行のナイスカバーで借り換えローンを組むことで返済の厳しさが軽減されます。ただし、借り換えローンは新規の借り入れができないため、余裕のある返済計画を立てて利用しましょう。