カードローンに申し込みをしたものの、審査に通らずローンが組めないケースがあります。「なぜ審査が通らなかったのか」「年収が足りなかったのか」と疑問を抱いたり、審査に落ちてショックを受けたりする人も多いでしょう。

実は、それぞれのカード会社によって審査の基準が異なるため、1つの会社に落ちたからといって落胆する必要はありません。

この記事では、審査に通らなかった原因や基本的な審査基準などについて解説します。

カードローンとは

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(画像=PIXTA)

資金が必要でカードローンを考えている人の中には、「審査はどのようなものか」「誰でもローンが組めるのか?」など疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。そもそもカードローンとは、銀行やコンビニのATMから個人で借り入れができるものです。一般的に、限度額以内ならば何度でも利用できます。

似たようなシステムに、クレジットカードで現金が引き出せる「キャッシング」がありますが、カードローンに比べて金利が高いので、長期で借り入れをするのならカードローンのほうがお得になることがあります。

次に、カードローンの気になる審査基準について紹介します。

カード会社の審査基準について

カードローンを申し込む際は、一体どのように審査されるのでしょうか?ここでは順を追って解説します。

カードローンの審査ではまず、申し込みの際に準備した運転免許証などで本人確認をします。借入希望額によっては、年収の分かる書類が必要になるケースもあります。会社ごとに、本人確認に必要なものを事前にチェックしてから持参するようにしましょう。

このように、申し込みをする際はカード会社が本人確認を行い、金額によっては本人に返済能力があるかどうかを確認できる書類が必要になります。

審査基準について明確な定義は発表されていませんが、毎月安定した収入があり、かつ今まで支払いを延滞していないかなど、支払い能力をチェックされる傾向がうかがえます。

カードローンの審査にはどれくらいの時間がかかる?

カードローンの審査にかかる時間は、各金融機関によって違いがあります。

銀行カードローンの場合、まずは個人の情報として氏名や連絡先、住所や家族構成などを確認し、年収や勤めている会社などの情報も必要になります。以前カードローンなどで借り入れをしている場合は、そのときに借り入れした情報なども確認されます。特に何も問題がなければ、審査は短時間で完了します。基本的にはスムーズに進みますが、審査に必要な情報を誤って申請すると再度確認が必要になり、余計な時間が発生してしまうので注意が必要です。

確認が取れると、この後は借入先の銀行から本人に電話があります。その際は「お金が必要な理由」「希望の借入額」などを質問されるケースがあります。事前にどのような質問がされるのかを想定し、返答を確認しておきましょう。ここまでの流れをいかにスムーズに済ませられるかで、審査にかかる時間が変動します。

最近では審査にAIを用いる会社もあります。AIによる審査はSoftbankとみずほ銀行が共同で立ち上げたジェイスコアという会社がいち早く活用しており、質問形式で審査を進める流れになっています。具体的には500以上の質問内容の中から少なくて20ほどの質問に答えるという審査になります。

カードローンに落ちる理由

次にカードローンに落ちる理由を具体的に見ていきましょう。

・年収が低い?

年収より高い借入金額を希望していた場合、審査が通らないおそれもあります。カードローンから借り入れができる金額はだいたい年収の半額もしくは同額程度が上限だと考えられているからです。

収入が少ないと高額の借り入れは難しいかもしれませんが、毎月安定した収入があるのなら借入金額を減らすことで審査に通る場合もあります。1つの会社にこだわらず、いくつかのカード会社を調べてみるとよいかもしれません。

・過去にブラックになったから?

過去に返済が滞ってブラック扱いになってしまうと、その後も審査が通らないリスクがあります。過去にブラックになったことがあるにもかかわらず、「審査に通るはずがないが、もしかしたら通るかも」と複数の会社に同時に申し込みをする人もいます。しかし、情報がほかのカード会社と共有され、「お金に困っているのではないか」とさらに審査通過が困難になる可能性があります。審査が不安でも、短期間で複数の会社にカードローンの申し込みするのは避けましょう。

・職種が影響してる可能性は?

カードローンの審査において、職種を尋ねられ、心配になった経験がある人も少なくないでしょう。実はカード会社によって、ある程度の収入規定が設定されていることもあり、職種を問う場合もあります。しかし収入が少ないパートやアルバイトなどの職種でも、消費者金融系のカード会社では、比較的審査が通りやすいでしょう。

過去にブラック(信用情報)になっていた場合は?

過去にブラックになってしまっていると、カードローンの審査にはどのような影響があるのでしょうか?

・信用情報は何年でクリアになるのか

自己破産や返済延滞などが発生した場合、ブラックリスト入りとして信用情報に記載されます。これは永遠に残るわけではなく返済が長引いた場合などは約5年間、自己破産などの場合は約10年間情報が記録されるといわれています。

ただし指定の期間が過ぎれば、ブラックリストに記録されていた情報は削除されます。

・過去の返済状況を確認する方法は

「過去に滞納などでトラブルになったけれど、今の信用情報はどうなっているのだろう」と気になる人もいるのではないでしょうか。そのような場合、債務整理や自己破産などの情報を管理会社で調べることもできます。過去の返済状況を確認するには、手続きに必要な手数料を支払ってチェックするとよいでしょう。

・どこで確認できるのか

信用情報を管理している会社は、消費者金融系の場合「日本信用情報機構JICC」や「シー・アイ・シーCIC」の2社で、銀行の場合はさらに「全国銀行信用情報センター」が管理しています。まずはネットで信用情報を管理している会社の時間や料金などを調べてみましょう。

審査が甘いカードローンについて

銀行カードローンの審査に通らなかった際は、審査が甘いと考えられている消費者金融系のカードローンへの申し込みを検討してはいかがでしょうか。信用情報を確認する際の管理会社が、銀行系列と消費者金融系列では違うので、審査基準が異なる可能性があるからです。

銀行カードローンは利息を安く設定している分、申込時の審査が厳しい傾向があるといわれています。銀行カードローンだけではなく、消費者金融系のカードローンも比較するなど、幅広い選択肢の中から選びましょう。

複数社のカードローンに申し込める?

カード会社は個人に融資をするかどうかの判断を、信用情報をもとに調べています。信用情報の中には「カードローンをどれくらいの会社に申し込んでいるか」という内容も含まれていると考えられます。たとえ複数社のカードローンに申し込めるとしても、件数が多いほど金銭的に余裕がないとみられ、審査に影響するおそれがあるでしょう。

複数の会社のカードローンに申し込む場合も、1ヵ月で2件くらいまでに留めるようにしましょう。カードローンを利用したいと考えているのなら、複数社のカードローンに申し込むのではなく、自分の条件で審査に通りやすそうな1社に絞り込んで審査に挑戦すべきです。

借入金額はどのように決定されるのか

会社によっては、ほかのカード会社などで借り入れしている場合、その金額を含めた年収の1/3程度までとされる場合が多いようです。その金額を意識せずに、借入金額を設定すると、審査に落ちる原因になることもあります。審査通過のためにも、年収と借入金額のバランスが問題ないかどうか、一度自分の借り入れ状況も含めて確認するとよいでしょう。

カードローンの審査に落ちない方法とは

カードローンの審査に落ちないためには、複数のカード会社に大量に申し込むのではなく1社に絞ることが大切です。そして自分の仕事や年収に合わせた金額を申し込むようにしましょう。カード会社も貸した人物から全額返済をしてもらわなければならないので、仕事に就いて毎月安定した収入を得ているかどうかを重要視しています。

カード会社が融資を決める際に利用している情報は、複数の会社が確認できるということをよく覚えておきましょう。カードローンの審査に落ちないためにも、ほかのカードを持っているのなら、普段から支払いの延滞などに気をつけることも方法の一つです。

カードローンの審査に落ちる理由はさまざま

カードローンの審査は各カード会社それぞれで審査の基準があり、審査に通過するには、借入金額だけではなく、自分の収入や経済状況、生活環境など含めてさまざまな要因が考えられます。しかし一定の基準が公開されているわけではなく、各社によって審査基準が異なるために、1つの会社の審査に通らなかったからと落胆する必要はありません。タイミングを見て、再び別のカードローン会社に申し込んでみるのもよいでしょう。