日常での生活費や交際費、また高額な買い物をするときや独立する際の設備への投資費用など、人生には急にまとまったお金が必要になるときがあるのではないでしょうか。

そんなときには借り入れやローンを組むことになりますが、さまざまな借り入れ方法がある中で最近人気なのがカードローンです。一般的なローンと比較すると面倒な申し込みなどが不要で、すぐに借り入れができることでユーザーが増えているのです。

この記事では、カードローンとクレジットカードのキャッシングについてご紹介します。

カードローンとは?

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(画像=PIXTA)

まず、カードローンとは何かについて説明しましょう。カードローンとは、銀行や消費者金融などが個人向けに行っている融資サービスです。コンビニATMやインターネットなどで手軽に借り入れができるのが特徴で、限度額の範囲であれば何度でも借り入れが可能です。給料日前の突然の出費などにも対応できるので、多くの人が利用するようになり、ユーザーも増えています。

返済方法には、リボ払いと1回払いがあります。多くの場合、カードローンはキャッシングリボ払いで返済します。毎月カード利用代金を支払い口座から自動振り替えする方式で、払い忘れがなく安心して利用できます。

返済する際には利息がプラスされるので、借入額に利息がプラスされた合計額を支払います。知らないと「いつのまにか返済額が増えている」と思ってしまうので注意が必要です

一般的なローンと何が違うのか

一般的なローンとカードローンを比較した場合のメリットとしては、利用したいときにすぐ利用できること、利用する際に面倒な手続きがないことが挙げられます。

ATMなどから借り入れるという点では、クレジットカードのキャッシングとほぼ同じと言えますが、最大の違いは、金利と利用限度額の2点です。カードローンは、クレジットカードのキャッシングに比べて金利が低めに設定されているので、長く利用するのであればカードローンのほうがお得です。

次に利用限度額ですが、カードローンの利用限度額はおよそ10万円〜最大1000万円と大きくなっています。クレジットカードのキャッシング枠はおよそ10万円〜100万円までなので、大きな額が必要な場合はカードローンに軍配が上がります。

クレジットカードのキャッシングの特徴とは?

クレジットカードのキャッシングについて詳しい特徴を解説します。

・担保が不要

クレジットカードのキャッシングの場合、銀行のローンなどと違って担保は不要です。最初の利用時には、収入を証明する書類などを提出するだけでよい点がクレジットカードのキャッシングの魅力の一つでしょう。

・利用対象を問わない

利用対象が仕事の必要経費だったり、個人的なレジャーのための資金だったりしても、個人の自由なのがクレジットカードのキャッシングの特徴です。幅広い選択肢の中で、自分好みに利用できるのもクレジットカードのキャッシングが人気の理由になっています。

・利用限度額内であれば借り入れと返済が繰り返し行える

利用限度額の範囲内であれば、借り入れと返済を繰り返し行えます。限度額ギリギリの借り入れを行っても、すぐに返済すればまた借り入れを行うことが可能なので、ニーズによっては非常に便利に活用できるでしょう。

クレジットカードには審査が甘いものもある?

審査の基準は、各カード会社により異なります。明確に「審査が甘い」とされるカードローンは残念ながらありません。ただし、銀行系クレジットカードは流通系クレジットカードと比較すると審査が厳しいとされているようです。勤続年数や支払い能力などをチェックされる傾向にある銀行系と比較すれば、流通系のカードは勤務先への在籍確認などもあまり行われないといわれています。

流通系クレジットカードとして知られているのは、エポスや楽天カードなどです。ネット系列のYahoo!JAPANカードなども一般的なクレジットカードに比べると比較的通りやすい審査基準を設けているようなので、銀行系クレジットカードの審査に不安があれば、流通系のクレジットカードもリストに入れるとよいでしょう。

いつでも利用できるという安心感

カードローンの多くは、銀行ATMやコンビニなどで借り入れができるので、急な出費の場合も、いつでもどこでも利用できる安心感があり、人気の秘密と言えるのではないでしょうか。財布にカードローン用のカードを1枚用意しておくと、安心感につながるでしょう。給料日前の冠婚葬祭、大きな買い物、独立資金など突然の出費でも10万円から最大で1000万円もの借り入れができる安心感は大きいと言えるでしょう。

クレジットカードのキャッシングと比較して金利が低い

相場では、クレジットカードのキャッシングの金利が年12.0〜18.0%ほどなのに対して、カードローンの金利は年2.0〜18.0%ほどです。最大で10%の違いは見逃せないのではないでしょうか。カードローンの場合、借入金額が高くなると金利が下がる仕組みになっているので、多めに借り入れをする際は、カードローンのほうがお得になります。

カードローンの注意点

ここまで、カードローンの魅力について解説しました。次に、カードローンの注意点を紹介します。注意点もきちんと把握したうえで、適切に利用できるよう準備しておきましょう。

・返済計画が最も重要

月々のカードローンは、前もって決めている金額に利息をプラスして返済していきます。自分で返済金額を決めるので、毎月の返済を楽にするために少なく設定することもできますが、その分、返済までには長い月日がかかるケースもあります。カードローンを利用する場合は、今の自分に合った返済計画を考えながら借り入れすることが大切です。

・なぜ借りるのか、いつ返済するのかを明確に

カードローンは、いつでも好きなときに利用できるのでとても便利ですが、利便性の良さからつい借りすぎてしまうこともあるようです。借り入れの際には「何のために借りるのか」という目的をしっかりと見直し、「いつまでに全額返済をする」などのプランを立てたうえで借りるよう注意しましょう。

・ほかの借り入れ返済のために利用しない

使用する用途も問われず、担保や保証人も必要なく借り入れができるので、困ったときには便利なカードローンですが、手軽さゆえに「借りている」という意識が薄れる人もいるようです。ここで注意したいのが、複数ローンを組んでいて、ほかのローンの返済に間に合わせるためにカードローンを利用するということです。

どんどん返済が重なることで身動きがとれなくなり、最終的には多重債務の状態になるおそれがあります。自分がすでに多重債務の状態になっていると思われる場合には、市区町村などの相談窓口または各弁護士事務所などの無料相談に問い合わせてみましょう。

住宅ローンなどの目的別ローンに比べて金利が高い

マイカーローンや住宅ローンは目的別ローンと呼ばれますが、これらのローンと比べるとカードローンの金利は高めになっています。具体的にはマイカーローンは年1.0~5.0%程度、住宅ローンは35年固定で年2%などとなっています。

カードローンの金利は年3.5~15.0%程度です。ただし目的別ローンとカードローンは一概に同一視できないものなので、ニーズによって使い分けることが大切と言えるでしょう。

返済が長引き総額が増える可能性

借りている期間が長期になると、その分利息も増えていくので、最終的には元々の借入額より大幅に増えるリスクもあります。一方で、早く全額返済をしたいからと月々の返済金額を高く設定すると、場合によっては支払いが遅れたために苦しい思いをするおそれもあるでしょう。

返済期間と返済金額のバランスは非常に大切で、どちらかに振り切ってしまうことのないよう、自分の収入と支出の割合を考えて無理のない返済計画を立てることが重要です。

借りすぎてしまうという問題

カードローンは、借入限度額の範囲内であれば、いつでも好きなときに身近なところで利用できることが便利な反面、利用する際は十分に理解して借り入れをする必要があります。

例えば、住宅や自動車ローンなどは借りすぎることがないよう借りるたびに審査を受けて借り入れするようになっています。もう一度融資を受ける場合には、再び必要な手続きをして審査に通らないと借り入れができないようになっています。

しかし、カードローンは一度審査に通ると、支払い能力にかかわらず限度額の範囲内で好きなときに借り入れができるために、予定外のお金まで借りてしまうこともあります。どうしても欲しい物がある、旅行に行きたい、など後先を考えずに欲望のままに借り入れを続ければ、当然のごとく借りすぎになってしまいます。気軽に借り入れができるからといって、借りすぎることのないようにくれぐれも注意しましょう。

カードローンは計画性に利用すれば大きな力に

この記事で紹介したように、カードローンには良い点と注意すべき点があります。注意すべきは使いすぎないようにすること、返済方法をしっかり考慮するという2点です。

自分の生活に合わせて利用すれば、ネットやATMなどで簡単に借り入れられるカードローンは日常生活の幅を広げることができます。突然の出費やさまざまな人生のイベントに対してお金の悩みはつきものですが、カードローンを上手に使いこなすことで安心感を持って暮らすことができるでしょう。