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(写真=PIXTA)

FXを始めてみて、最初につまづくのがチャートだろう。何を表しているのか、どう読めば良いのか。軽い気持ちでFXに入って行くとまずここで壁にぶつかることになる。誰もが最初は初心者だ。聞いても教えてもらえるとは限らないが、聞かない、調べないでは先に進めない。まずはチャートから知っていくことにしよう。

目次

  1. FXのチャートって?
  2. どこに注目すればいい?FXチャートの見方
  3. FXチャートを使った分析方法
  4. FXではチャートばかり見ていてもダメ
  5. 実際にFXを始める

FXのチャートって?

FXが外国為替証拠金取引という、為替差益を狙うものだということは、FXを始めるようとする人ならわかっているだろう。チャートとは、過去の為替レートの値動きを、価格をY軸、時間をX軸としてグラフにしたものだ。口座を開設したFX取引会社のサイトなどで見ることができる。

刻一刻と変わる為替レートの動きは、数字だけで記されてもすぐには判断がつかない。グラフ化したチャートを見ることで相場の流れをひと目で把握することができるようになる。そればかりか、今後の値動きを予測する上で大いに参考になる重要なグラフである。

色々な種類のチャートがあるが、一般的に使われているのは「ロウソク足」を使ったチャートだ。これは値動きを分かりやすくするため、ロウソクの形を使って表している。陽線と陰線の2種類があり、通常は2色で色分けされている。

陽線は一日の始値よりも終値が高くなった場合のロウソク足で、陰線は逆に始値よりも終値が安くなった場合のロウソク足となる。始値や終値の位置から上下に伸びた線はヒゲと呼ばれている。ロウソクは1日の値動きを表すなら「日足(ひあし)」、1周間の値動きを表すなら「週足(しゅうあし)」と呼ばれる。

短いものは1分足や5分足というものがあり、取引スタイルによって有効なものが変わってくる。おいおい覚える必要があるが、今は記憶にとどめておくだけでいい。

どこに注目すればいい?FXチャートの見方

まずチャートの見方から覚える必要がある。ドルと円の推移を描いたチャートの場合、Y軸、つまり縦の動きが1ドルが何円かを表している。X軸は時間軸で、左から右に行くにつれて時間が経過していることを表している。

日本のニュースで使われているチャートは円高円安推移グラフと呼ばれている。これは円に焦点を当てた値動きを表示するため、FXをはじめ世界のトレーダーで使われているドル円のチャートとは上下が逆になっている。世界の基軸通貨は「アメリカドル」である。世界のトレーダーは皆、円高円安推移グラフとは上下が逆になったチャートを利用している。初心者だった頃は誰もが戸惑うが、世界基準と同じものを使う方が後々が楽になるので、慣れることが薦められる。

FXチャートを使った分析方法

このチャートを使って値動きを読むことをテクニカル分析と呼ぶ。これには様々な方法があり、ロウソク足の並び方だけで分析する「チャートフォーメーション分析」、日本に古来より伝わる「酒田五法」などが手を付けやすい。

過去の平均価格を一本の線にして追加する移動平均線という手法や、買われすぎや売られすぎを計算して判断する「オシレーター系」、「黄金比率」をもとにしたフィボナッチ分析など、他の要素を加えて分析するものも多い。どれも一長一短であり万能ではないため、長所を上手く使うのが鍵になる。初心者のうちは上手い人の使い方を見て真似るのもいいだろう。

チャート上の相場の流れを表したのが「トレンド」だ。上向きのものを「上昇トレンド」、下向きのものを「下落トレンド」、それ以外の状態はもち合いトレンドと呼ばれている。これらの流れは次の大きな流れができるまでの期間持続しやすいと言われていて、この流れに乗ることができれば大きな利益を得ることもできる。

例えば、上昇トレンド中にロウソク足の安値を結ぶ直線を引くことで、「下値支持線(サポートライン)」と呼ばれるトレンドラインが見えてくる。一定期間内で最も落ち込んだタイミングを結んだものだから、ここを下回らないかぎり上昇トレンドは続く見込みがある。裏を返せば、のラインを割れば相場は一気に下げに転じる恐れがある。

下落トレンド中に高値を結ぶ直線を引く場合は「上昇抵抗線(レジスタンスライン)」となり、これを超えなければ下落トレンドの流れが続くと考えられる。このようにチャートを使うことで「まだ上がるかor下がるか」「トレンドが変わりそうか」など、ある程度の予測がつくようになる。

FXではチャートばかり見ていてもダメ

為替市場は人が動かしているものだ。人が関係する以上、世の中の動きというものに左右される要素がある。アメリカ大統領選挙の前後がどうだったかを思い出せばわかるだろう。地政学、政治的リスクなども要素として入ってくるので、これらを用いた分析は非常に繊細なものになる。

これを「ファンズメンタルズ分析」と呼んでいる。判断材料はニュースとして数多く発信されているが、初心者はどれが判断材料かもわからないだろう。ここはテクニカル分析の時と同様に「FXの上手い人がどのようなニュースを気にしているか」を参考にするのがいいだろう。

テクニカル分析とファンズメンタルズ分析は、どちらか片方しか使ってはいけないなどという決まりはない。両社をバランスよく使うことで、より精度の高い予測が可能になるのに、使わない理由はないだろう。チャートを見てテクニカル分析にとりかかる。足りないと思った部分をファンズメンタルズ分析で補う。この2つをバランスよく行うことができれば、若葉マークからは卒業である。

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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)