平均足とは

平均足とは「値動きをわかりやすくするためにローソク足に修正を加えたテクニカル指標」のこと。「コマ足」「平均コマ足」とも呼ばれる。ローソク足と同様に「始値・高値・安値・終値」の値を基本としている。

なお、平均足は始値と終値の部分で計算方法が異なって表示される。平均足の始値には1つ前の始値と終値の平均値を利用しており、平均足の終値には価格4つの平均値を用いる。

ローソク足の場合、上昇トレンドや下降トレンドの中で、陽線(赤線)や陰線(青線)が複雑に出てくるため、トレンドの転換点が読み取りにくいというデメリットが挙げられる。

しかし平均足では、上昇トレンドや下降トレンドを視覚的にわかりやすくさせることがメリットとして挙げられる。また、トレンドの転換点を判断するサインも見極めやすい。つまり、平均足はローソク足を修正してトレンドをよりわかりやすくしているのだ。そのため、FX初心者である場合にはぜひ活用してほしい。

ただし、平均足は終値に平均値を利用するので、「現在のレート値位置は平均値の終値と異なる場合がある」「タイムラグが発生する」というデメリットもおさえておこう。

平均足の活用方法

平均足の活用方法として、以下3つを紹介する。

  • トレンドの強さを予測する
  • ヒゲの向きでトレンドの方向性を確認する
  • コマをトレンドの転換点と捉える

それぞれを解説していこう。

トレンドの強さを予測する

平均足は現在のトレンドを視覚的にわかりやすくするだけでなく、足の長さがトレンドの強さを表している。長さが長いほどそのトレンドが強まっていると判断できる。反対に長さが短いほど、そのトレンドが弱まっているとわかるのだ。

強いトレンドが発生したとわかる場合は、そのトレンドに乗るかどうかを判断する材料にしやすい。また、トレンドが弱まった場合はトレンドの転換が起きる可能性があるため、エントリーするかどうかの判断基準となるだろう。

ヒゲの向きでトレンドの方向を確認する

ヒゲとは「平均足の上下から出ている線」のこと。ローソク足とはヒゲの出方が違うため注意が必要だ。平均足では「上昇トレンドの場合に上ヒゲ」「下降トレンドの場合に下ヒゲ」が発生する。そのため、ヒゲの向きからトレンドの方向や安定性を判断できるのだ。

ただし、ローソク足では下ヒゲが長い場合は上昇トレンドが強く、上ヒゲが長い場合は下降トレンドが強い傾向となるので間違わないように注意したい。

コマをトレンドの転換点と捉える

コマとは「平均足が短くてヒゲが上下に伸びている状態」のこと。上昇トレンドや下降トレンドが形成されている際には、平均足に長い陽線や陰線が現れてヒゲは一方向にしか発生しない。

しかし、トレンドの途中で「上下にヒゲが出ている短い平均足のコマ」が発生する場合がある。トレンドの転換点にこのコマが発生しやすいことから、そのトレンドが転換するタイミングと捉えられる。また、平均足の実態がなく、十字線だけのコマもみられる場合も同様だ。

さらにコマがたくさん発生していたり、上ヒゲの平均足と下ヒゲの平均足が短い期間で複雑に生じていたりする場合は、上昇トレンドや下降トレンドではなく、もみ合い相場であると判断できる。

平均足は上記のような活用方法がある。ただし、平均足では細かい値動きがわからないためスキャルピングなどの短期売買には適していないことを理解しておこう。